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タイトル  ふき取り検査単位について
記事No  2754
投稿日 : 2012/05/25(Fri) 15:13
投稿者  でこ
お世話になります。
現在100平方センチをふき取りキット(10mlのリン酸緩衝食塩水が入っている)で該当場所をふき取り1mlをペトリフィルムに添加し培養しております。
たとえばそのペトリフィルム(一般生菌数用)に30個コロニーが確認できたとすると菌数は300になるかと思います。
だとすると3.0×102/平方センチになるのでしょうかそれとも3.0×102/100平方センチになるのでしょうか?

タイトル  Re: ふき取り検査単位について
記事No  2756
投稿日 : 2012/05/25(Fri) 23:23
投稿者  おっと
100平方センチを綿棒でふき取り、その綿棒についた汚れを10mlのリン酸緩衝食塩水中に洗い出すのですいよね。
そのリン酸緩衝液の1mlはもとの液の10分の1になりますよね。

もとの液には100平方センチ分の汚れが入ってますが、1mlには10平方センチ分のよごれですよね。

1mlをペトリフイルムで培養し、ペトリフィルムに30個コロニーが確認できたとすると菌数は30個コロニー/10平方センチになるかと思います。

もとの液全部10ml(100平方センチあたり)にはその10倍の300個コロニーになります。

つまり、3.0×102/100平方センチです。

タイトル  Re^2: ふき取り検査単位について
記事No  2757
投稿日 : 2012/05/26(Sat) 09:06
投稿者  ふき取り検査単位について
お世話になります。
わかりやすい説明ありがとうございます。
今回の質問をした主旨は食品や落下菌の基準はあるのに
ふき取り検査の基準がどの資料にもなかったためといろいろ
調べたところ、ある乾式培地の資料に載っていたのですが
10の3乗/平方センチと書いてありました。
ということは100平方センチに換算すると10の5条/100平方センチと
なり基準が高かったのでコレでよいのかなーと思い質問させて
いただきました。
弊社では100平方センチメートルあたり一般性菌300以下を
基準にしております。
よろしくお願いします。

タイトル  Re^3: ふき取り検査単位について
記事No  2758
投稿日 : 2012/05/26(Sat) 12:23
投稿者  おっと
先ほど、下記のマニュアルを眺めていましたら、

要注意の目安
 一般生菌数:洗浄後、使用前
   床、腰壁で10万以上/100平方センチ以上。調理施設、設備、調理器具で1万以上/100平方センチ以上
 大腸菌群:洗浄後、使用前
   床、腰壁、調理施設、設備、調理器具で検出
 大腸菌:洗浄後、使用前を問わず
   検出
 ※熱風消毒保管庫などで消毒した後の調理器具等は、一般生菌数をさらに低い数値で判断する必要があります。

となっていましたよ。
注意書きにもありましたが、合格ラインはそれぞれの現場で異なると思います。
私の場合は、ふきとり箇所のデータを並べその現場で相対的に評価していただくようにしています。
洗浄・再洗浄前後とか消毒前後のデータを比較していただくとその現場での理想的な数値が出てくるように思います。

(学校給食調理従事者研修マニュアル:文部科学省スポーツ・青少年局学校健康教育課,平成24年3月,p138)

タイトル  Re^4: ふき取り検査単位について
記事No  2759
投稿日 : 2012/05/28(Mon) 17:30
投稿者  でこ
お世話になります。
ご回答ありがとうございます。
現在の自社基準の<300でほぼ問題ないので
このまま変更無しで行きたいと思います。


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