タイトル |
: Re: 餅米の蒸し汁の変色について |
記事No |
: 2708 |
投稿日 |
: 2012/01/16(Mon) 00:35 |
投稿者 |
: おっと |
餅米による例は聞かないのですが、炊飯米については似たような例があります。
以下、参考までに私の手持ち資料を以下に示します。
米飯が茶色に変色:土壌中の枯草菌(バチルス・ズブチリス)の変種であるいわゆるエクアドル茶米菌の代謝産物であるスプテノリンが炊飯により酸化が進み、米飯が褐色に変色。 輸送時や保管時に湿度95%以上の多湿状態に置かれたり、洗米後高温多湿状態で保管するとスプテノリンを産生する。全国食品衛生監視員協議会,食品苦情処理事例集,p118-119,1992年
蒸煮精米の褐変について:B.Subtilis の Subtils
Yellowsis Rice の産生する Subtenolin 類似物質である
大阪食品衛生協会,食品衛生ダイジェスト,p161,1981年
A簡易水道における米飯の黄変現象について:重炭酸Na塩が多量に含まれていた。水道水を煮沸するとアルカリ性が高くなり、アルミの腐食を早めたり、アミノ・カルボニル反応を促進し米が着色した。大阪食品衛生協会 食品衛生ダイジェスト p284 1981年
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