タイトル |
: Re: デソキシコレート培地の正式名 |
記事No |
: 2651 |
投稿日 |
: 2011/09/16(Fri) 23:28 |
投稿者 |
: おっと |
いわゆる「デソ培地」ですよね。これ悩みますよね。私も疑問に思っていたので調べてみました。
○ 食品、添加物等の規格基準では「デソキシコーレイト寒天培養基」となっています。
培地メーカーでは次のとおりで「デソキシコーレイト培地」という名前のものはありません。
デゾキシコレート培地(顆粒)「ニッスイ」
http://cosmokai.com/youran/05636.pdf
デスオキシコーレイト培地‘栄研’
http://www.eiken.co.jp/product/sangyoukanren/syokuhin.html
デオキシコレート寒天培地…関東化学株式会社
http://www.kanto.co.jp/rinsyo/pdf/142.pdf
規格書では実際に使用する商品名を記載しておくと検査従事者は悩まなくてすみますが、では、公定法ではどうよとなると又悩みの種ですね。
名前は違っていても培地組成は同じようですよ。
同じことで悩んだ方を発見しました。
「サイキンのオハナシ」
http://lovelykin-kin.seesaa.net/article/19018263.html
参考:食品、添加物等の規格基準(昭和三十四年十二月二十八日)(厚生省告示第三百七十号)
1 氷菓の成分規格
〜中略〜
3.大腸菌群試験法
滅菌ペトリザラ2枚を用意し,それぞれに滅菌ピペツトを用いて試料1mlを正確にとる。これにあらかじめ加温して溶かし43〜45°の温度を保持させたデソキシコーレイト寒天培養基を10〜15mlの量を加え,静かに回転し,前後左右に傾斜して混合し,冷却凝固させる。培養基が凝固した後,その表面にさらに同培養基を3〜4mlの量を加えて冷却凝固させる。この操作は試料をペトリザラにとつてから20分以内に完了させなければならない。
培養基が凝固したならば,倒置して35°(上下1.0°の余裕を認める。)の温度で20時間(前後2時間の余裕を認める。)培養して集落の有無を観察する。暗赤色の集落を認めたものは推定試験陽性とし,該当しないものは推定試験陰性とする。
〜中略〜
デソキシコーレイト寒天培養基 ペプトン10g,寒天15〜25g,乳糖10g,食塩5g,クエン酸鉄アンモニウム2gおよびリン酸一カリウム2gを水1,000mlに加熱して溶かし,これをろ過したロ液をpH7.3〜7.5に修正し,これにデソキシコール酸ナトリウム1gおよびニユートラル・レツド33mgを加えて,さらにpH7.3〜7.5に修正する。
補足(2017/08/02)次のリンク先を参照ください。
デスオキシコーレイト培地‘栄研’
http://www.eiken.co.jp/products_technique/pamph/5063.pdf
http://san-web.co-sansyo.co.jp/SanOutWeb/detail/n_detail_36-0404.html
デオキシコレート寒天培地…関東化学株式会社
https://www.google.com/url?q=http://www.kanto.co.jp/products/shokuhin/biseibutu/e_colicoliform/post_54.html&sa=U&ved=0ahUKEwiFpM2d3rjVAhWLXbwKHXZnAaYQFggEMAA&client=internal-uds-cse&usg=AFQjCNFQD5cQwjR_ZuHAOhbS7SrLAE6Nbg
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