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タイトル ふぐ卵巣
記事No 2530
投稿日 : 2011/02/23(Wed) 09:24
投稿者 イカげそ4号
ご存知の方、食べたことがある方、いらっしゃいましたら
お教え下さい。
佐渡の特産で、フグの卵巣を加工した伝統食で、
酒の肴にあいそうな珍味があるのですが、
無毒化されているとはいえ、やはり毒が心配です。
リスクは通常の食品と同等でしょうか。
万が一の場合、重篤化の心配はありますでしょうか。
また、どんな味でしょうか。

タイトル Re: ふぐ卵巣
記事No 2531
投稿日 : 2011/02/23(Wed) 12:20
投稿者 滅菌済み
参照先 http://www.sumigen.co.jp/SHOP/NK020.html
私は食べたことがないのですが、
石川のフグの卵巣糠漬け、佐渡のフグの卵巣の粕漬け、
これらの食品は、
2年以上の漬けた後に、毒の検査をして出荷しているとのことです。

事故例は、未認可の店舗が販売していた製品で
起こったことがあるそうですが、
これは、漬け込みの期間が1年程度と短かかったこと
未認可であるがために検査もしていなかった、
販売する側に知識がなかったことに
ということに起因しているようです。

味については、食べたことがないのでわかりません。


参考URL を載せましたが、これは石川の糠漬けです。

タイトル Re^2: ふぐ卵巣
記事No 2532
投稿日 : 2011/02/23(Wed) 18:48
投稿者 イカげそ4号
滅菌済みさんありがとうございます。

基本的に安全であるというのは判りました。
ただ、おそらく、全部検査しているわけではないと思うので、
例えば、少し塩に浸かっていない部分があったとか、毒の量が多すぎて、2年では足りなかったとか、二次汚染などが心配です。
ここまでくると、食べなければよいのですが、、

昔の人は、命がけで作ったのでしょう。
でも、HPみるとなかなか美味しそうですね。

タイトル Re^3: ふぐ卵巣
記事No 2533
投稿日 : 2011/02/24(Thu) 15:05
投稿者 滅菌済み
イカげそ4号さま

そうですね、完全に安全か?と言われると言い切って良いものかと自信はありません。
(もっとも、食品にゼロリスクということ自体がないのですが・・・)

もし、食べたくなったのならば、検査済みということが明記されている製品、
糠漬けならば石川県予防医学協会が行っている、を購入することで
フグ毒の危険性はほぼ回避出来ると思います。
あとは、20分〜5時間の間に口のしびれ手足のしびれがでなければ、
その後は中毒症状はでないはずです。でたら即救急車を呼ぶことになりますが。

フグ毒は一晩症状がなければ発症しませんし、発症後も8時間以上生命が維持出来れば
快復に向かいます。

本題からずれますが、
この製法を考えた先人には畏敬の念を覚えます。どうやらいつごろ始まったのか、とか誰が始めたのかといった詳しい史料も残ってないようなのです。
かつて、東京水産大学(現、東京海洋大学)の小林武志先生らが、無毒になる謎を解明しようとかなり長い時間をかけて研究を続けていましたが、微生物による分解ではなさそうだという事以外はっきりしたことはわからなかったようです。なので、とても不思議な食べ物で、興味をそそられます。

タイトル Re^4: ふぐ卵巣
記事No 2534
投稿日 : 2011/02/24(Thu) 17:37
投稿者 イカげそ4号
滅菌済みさま、

いろいろとありがとうございます。
お土産で頂いたものだったので、
ありがたくチャレンジして食べようかと思っています。

20分〜5時間の間に口のしびれ手足のしびれに注意!
でたら即救急車を呼ぶ!
あとは、朝起きて生命が維持出来れば、OK!

ただ、要冷蔵品なのに持ち帰りする時に室温で6時間ほど、
あと、食べようかどうか迷い冷蔵庫にずっといれてました。

味の報告が出来るようにがんばります!

タイトル Re^5: ふぐ卵巣
記事No 2537
投稿日 : 2011/02/28(Mon) 09:44
投稿者 イカげそ4号
ふぐの卵巣食べました。
塩と酒粕で長期間漬け込んであるだけあって、
味は、しっかりしておりました。食感は、プチプチしており、
タラコと数の子の中間みたいな感じでした。
食べきれなかったので、もんじゃ焼やパスタに入れても、美味しかったです。
ふぐの卵巣は、元々、そのままでは猛毒なので食べられないものですが、このような伝統製法によって、食品になることは率直に素晴らしいことだと思いました。
伝統製法を守りつつ、毒の除去のメカニズムが解明され、
更なる安全が保たれればと思います。

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