タイトル |
: Re: 細菌数が1シャーレ当り30以下の場合 |
記事No |
: 2494 |
投稿日 |
: 2011/01/26(Wed) 10:29 |
投稿者 |
: 滅菌済み |
検査ではなく研究の分野では、とくに大学の研究室では教える教員によって1枚のシャーレに出現したコロニーが20-200を採用するところから、25ー250、30-300、40-400
のようにかなりまちまちになっているようです。またペトリフィルムの大腸菌群では15ー150という数値をメーカーが推奨しています。
私の経験から言っても、100前後コロニーが出た希釈段階の次の希釈段階(即ちさらに1/10に希釈した試料)は10個程度のコロニーが出現しますので、10程度でもさほど精度が悪い訳ではないと考えています。なので、あくまでも参考データですが10個前後コロニーが出た希釈段階は実験結果をみるときに考慮の対象にはしています。
食品衛生検査指針の数値は、恐らくですが、検査は画一な基準の下で行わなくてはならないという関係上で、どこかに基準をつくらなくてはならないので設定されているものと思われます。自社内での自主的なデータとしてコロニーが1以上30未満のデータをもっておくことは、時として衛生管理上の有用なデータになってくるかもしれません。なので、大きな負担にならないのであれば記録を取っておくことは良いことだと思います。
|