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調理器具の拭き取り検査をしたところ、一般生菌数がゼロでした。 いままでの検査では10の2乗から10の4乗は出ていました。検査手法に問題があったのでしょうか・・・。 一般生菌数、ゼロはありえるのでしょうか。
確かに洗浄と殺菌を徹底すれば、器具によっては一般生菌が検出できない位まで低下することは可能だと思われます。 ですが、通常2-4 桁の一般生菌ということは、検査の手順などがわからないと何とも言えませんが、検査手法に問題があった可能性は否定できません。 私が聞いた話では、混釈法は培地を熱いまま加えてしまい菌が死滅してしまったという品管の失敗談もあるそうです。私もそうなのですが、熱いフラスコを持ち慣れた手では60℃近い培地をシャーレに分注することができてしまうのです。 今考えられる原因はこのくらいですが、もし差し支えなければ検査している調理器具と検査手順を教えて頂けますか?
> ご返信ありがとうございます。 調理器具はまな板です。使用後、除菌洗浄剤で洗浄し乾燥させアルコール噴射します。検査は翌朝行いました。検査方法は拭き取りキットとなるもので、綿棒でふきとりペトリフィルムにて菌数を調べています。
返答おそくなりました。 その検査方法は失敗の少ない方法なので、おそらく問題は無いかとおもわれます。もしかしてまな板を新品に交換されたばかりとかあります? もしも心配でしたら、ぺたんチェック(栄研)、フードスタンプ(日水)のような直接培地をまな板につけるコンタクトプレート法で検査してみる(ペトリフィルムでもできますけど)。あるいはいつもの方法で、別の実験者と同時に行うなどで検証してみてはいかがでしょうか?
>使用後、除菌洗浄剤で洗浄し乾燥させアルコール噴射します。 このような場合、私の経験では十分あり得るように思います。 但し、全くの無菌ではなく、その時の検査法で検出されないだけといったケース(酵母やカビ、低温菌、嫌気性菌)もあり得ると思いますがどうでしょうか?
> ありがとうございます。 とても参考になりました。