日々勉強させていただいております。
表題の件、過去にもいろいろ書かれており拝見させていただきました。一つ質問があります。
弊社は小規模ながら6工場あり、1ヶ月に1回同じ箇所を3〜4箇所ほど落下菌を測定しております。
ほとんどの工場が落下菌は10個以下でめったに基準を逸脱することはないのですが、1つの工場で規定である30を上回る工場があります。その工場は他工場にくらべフィルターや衛生状態は悪くないと思っているのですが・・・・何が原因なのでしょうか？エアコンの内部までは実施していないため、エアコン内部の衛生が悪いのでしょうか？
ちなみに商品への影響は出ておりませんし、そうざい製造なので問題としては小さいかも知れませんがアドバイスお願いできたらと思います。

> その工場は他工場にくらべフィルターや衛生状態は悪くないと思っているのですが・・・・何が原因なのでしょうか？

落下菌が検出されるということは、原因として
1 しぶきなどがかかっている。2 埃ほこりをかぶっている。3 エアコン内部の菌などが空中に浮遊している。
などが考えられます。

また、落下菌の検査はエアーサンプラーを使用しておいでなのでしょうか？
それとも培地シャーレの蓋をあけて落下してくる菌を検査する方法でしょうか？
後者の場合、環境の空気の汚染度が同じでも結果が違う理由としては風速が考えられます。

検査の考え方ですが、微細な空中浮遊菌などは落下することなく浮遊しています。空気に流れがあると、風とともにシャーレ表面に衝突して、落下菌としてカウントされることになります。

シャーレを置く場所にエアコンの風があたったりしていませんでしょうか？シャーレの側での人の動きに違いはありませんでしょうか？
検査の現場を詳細に観察して原因を発見され、この掲示板でお教えいただいたらうれしいです。

早速のご回答ありがとうございます。
思い当たるところがあります。
確かにご指摘のとおりエアコンの風は当たっておりましたし、人の動きが多いところに設置をしておりました。
ありがとうございました。
ちなみに測定方法はシャーレもしくはペトリフィルムです。
ご回答いただいた文章を読んで思ったのですが、現在はシャーレもしくはペトリフィルムを置くときに落ちないように底の浅い容器に入れて測定しているのですが、浮遊菌の影響を受けないように底の深い容器などにシャーレ・ペトリフィルムを入れて設置するというやり方はダメなのでしょうか？

そうですね。いろいろ試してみるのはよいでしょうね。

ただ、でこさんがお書きのように、取扱品目がそうざいで、包装場の落下菌数が30個とかいった場合、商品のそうざいが受ける汚染は1ｇあたり多くても10個以下にとかになるのでしょうね。
できあがり直後の細菌数が例えば30個／ｇ未満あたりで管理されておれば問題になるのでしょうが1万個程度の場合は問題になりませんよね。この場合は器具から受ける汚染などが桁違いに多いのでそちらの対策が急務となります。

浮遊菌が問題となるのは、主にカビによる苦情が発生する商品で、この場合のシャーレやペトリフイルムの置き方は食品と同じような条件で置くのが望ましいと思いますよ。

いろいろありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。