HOME過去ログ一覧表新規相談

過去ログ一括表示
タイトル 包装手直し時の日付について
記事No 1874
投稿日 : 2008/10/14(Tue) 12:04
投稿者 品質管理担当(見習い)
初めまして。
初めて投稿させていただきます。

食肉製造している会社での包装手直し時の日付について質問です。

賞味期限はバックデータに基づいて、加工日からとして90日をつけています。
包装後にラベルの印字カスレなどの不良品が発生し、その日に発見できた場合は、当日のうちに手直しを行っているのですが、まれに日付をまたいで、発見され手直しを行う場合があります。

現 行の社内ルールでは、貼付されているラベルに表記されている日付に戻って包装手直しを行っています。包装手直し日当日の日付ですと、賞味期限が延長されて しまいますが、賞味期限設定自体が、食品衛生法やJAS法で定められている所の「 その食品を開封せず正しく保存した場合に味と品質が充分に保てると製造業者が認める期間(期限) 」ということもあり、前記について保健所、農政事務所に問い合わせしてもはっきりした回答が戻ってきません。

やはり、このような事例に対するルールは製造者側にて決めるしかないのでしょうか?
また、このような事例については、どこの行政機関に問い合わせを行えばいいのでしょうか?

理解しづらい文章かもしれませんが、ご教授よろしくお願いします。

タイトル Re: 包装手直し時の日付について
記事No 1875
投稿日 : 2008/10/14(Tue) 19:04
投稿者 RED
> やはり、このような事例に対するルールは製造者側にて決めるしかないのでしょうか?

 決めるしかないでしょうね。現行の社内ルールで合理的とは思いますが、懸念されているのはどのようなことなのでしょうか。

> また、このような事例については、どこの行政機関に問い合わせを行えばいいのでしょうか?
 保健所、農政事務所のほか、業界団体に照会することも考えられますが、いずれにしても賞味期限の設定根拠となるデータがないと、何とも回答しようがないと思います。

タイトル Re^2: 包装手直し時の日付について
記事No 1876
投稿日 : 2008/10/14(Tue) 19:57
投稿者 品質管理担当(見習い)
REDさま
返信ありがとうございます。
>  決めるしかないでしょうね。現行の社内ルールで合理的とは思いますが、懸念されているのはどのようなことなのでしょうか。

懸念していることは以下のことです。
・業界全体では、加工日=包装日(JAS法?)という認識で動いていると思いますが、包装手直しした日付を戻すということは、その日付と実際に最終包装した日付に差異が生まれてしまいること。

・肉の場合ですが「スライスした日付」=「加工日」と消費者は認識していると想定されること。


以上の2点ですが、昨今の社会情勢から現行の社内ルールを見直すに当たって法令順守と消費者の視点の整合をとったルールにするためにどのようにしたら悩んでいるところになります。

すいませんがよろしくお願いします。

タイトル Re^3: 包装手直し時の日付について
記事No 1877
投稿日 : 2008/10/14(Tue) 22:16
投稿者 RED
> 懸念していることは以下のことです。
> ・業界全体では、加工日=包装日(JAS法?)という認識で動いていると思いますが、包装手直しした日付を戻すということは、その日付と実際に最終包装した日付に差異が生まれてしまいること。
> ・肉の場合ですが「スライスした日付」=「加工日」と消費者は認識していると想定されること。

 懸念されるような問題点(認識の違い)があるので、期限表示が採用された面もあると思います。つまり、御社では期限表示に加えて、加工日の年月日を表示されているということでしょうか。
 ロット管理は、「消費期限」・「加工日」の表示のいずれで行っているのでしょうか。包装毎に個別のロット番号が付されている場合は問題にはなりませんが、この点での混同が生じないようにする必要がまずあると思います。
 「消費者の視点」ですが、「と殺日」、「解体日」、「スライス日」、「包装日」のいずれを「加工日」として認識しているかは明らかではないと、私は思っています。部分肉が古くても、スライスした日が新しければ「新鮮」というのは矛盾しませんか?
 加工日の日にちが目障りであればその部分を記号化とするなど考えられますが、「消費者」はどう感じるでしょうか?

タイトル Re^4: 包装手直し時の日付について
記事No 1878
投稿日 : 2008/10/15(Wed) 17:24
投稿者 品質管理担当(見習い)
>  懸念されるような問題点(認識の違い)があるので、期限表示が採用された面もあると思います。つまり、御社では期限表示に加えて、加工日の年月日を表示されているということでしょうか。
>  ロット管理は、「消費期限」・「加工日」の表示のいずれで行っているのでしょうか。

・弊社では加工日(製造日)と賞味期限をラベルに併記してます。これは、親会社の指導のものに行っており、ロットは「加工日」で管理しています。

>  「消費者の視点」ですが、「と殺日」、「解体日」、「スライス日」、「包装日」のいずれを「加工日」として認識しているかは明らかではないと、私は思っています。部分肉が古くても、スライスした日が新しければ「新鮮」というのは矛盾しませんか?

ご指摘の通り消費者の視点は、加工日=スライス日と明らかになっていないですね。
ただ、そのように認識してる消費者もいないとは言い切れず、その矛盾もラベルの表記だけでは消費者に伝えにくいと思っています。

REDさんの提案の通り、加工日を記号化し賞味期限だけの表示にすれば、解決!ということを親会社に意見すればいいのでしょうが、そのことも含めて内部で検討してみたいと思います。

タイトル Re^5: 包装手直し時の日付について
記事No 1879
投稿日 : 2008/10/15(Wed) 19:22
投稿者 RED

> REDさんの提案の通り、加工日を記号化し賞味期限だけの表示にすれば、解決!ということを親会社に意見すればいいのでしょうが、そのことも含めて内部で検討してみたいと思います。

 賞味期限を表示しない食品として、アイスクリーム類が有名ですが、この場合には記号でロット管理している場合が多いと聞きますね。

タイトル Re: 包装手直し時の日付について
記事No 1880
投稿日 : 2008/10/16(Thu) 09:03
投稿者 にくお。
食肉加工会社で品質管理をしているものです。

参考になりますか分かりませんが・・・

加工日に関して
これは業態によって様々かと思いますが、弊社は大体原料を開梱してテンパリングして次の日に加工するというものが多いです。
で、加工日は「原料となる肉を開封した日にち」でつけてます。
弊社の場合は冷凍原料が多いので、そのようにして規定しております。

賞味期限に関して
科学的根拠の無い賞味期限の延長は論外ですよね。
個人的には期限が延長されない限りはそのまま前の期限でいいように思います。
逃げとして、一度包装しなおしたもののバックデータを取ってみてはいかがでしょう?

弊社では、多少異なるかもしれませんが、原料の詰め替えを行っております。(大袋から小袋に詰め替えるというものです。)
この作業では、原料の賞味期限をそのままつけております。

勿論バックデータはとってありますが。。

タイトル Re^2: 包装手直し時の日付について
記事No 1881
投稿日 : 2008/10/20(Mon) 15:03
投稿者 品質管理担当(見習い)
にくお。さん返信ありがとうございます。

> 科学的根拠の無い賞味期限の延長は論外ですよね。
> 個人的には期限が延長されない限りはそのまま前の期限でいいように思います。
その通りだと思います。
にくお。さんのおっしゃる通り、科学的根拠のない日付の再設定はできませんよね。
弊社では加工日と賞味期限を併記していることで、選択肢が限られてくるというのもあるのですが、科学的根拠に基づいて賞味期限の設定ができないものは商品化できませんので、そのことについて、再度、包装手直し時の日付について見直しをしてみたいと思います。

ありがとうございました。

PS
弊社は、部分肉の加工と冷凍原料を主とした製品加工を行っています。返信の内容から、弊社とほぼ同じ業態かな?とも推測しましたが、同じ業態の方のご意見が聞けて大変参考になりました。
これからもよろしくお願いします。

過去ログ一覧表