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タイトル 微生物検査について
記事No 1599
投稿日 : 2007/11/19(Mon) 19:35
投稿者 ありじ
いつもお世話になります。当方、食品会社で品質検査を担当しています。通常、微生物は一般性菌しか行っていなかったのですが、大腸菌群、ブドウ球菌を追加することになりました。設備の都合上、検査方法は、すべて混釈平板で行います。培地は、デスオキシコーレイト、マンニット食塩寒天を用います。検体は、加熱済み惣菜で、外注検査の結果、大腸菌群、ブドウ球菌とも検出したことはありません。一般的に、両検査に用いる検体は、10倍希釈した検液を用いるのでしょうか?または、一般生菌数と同じように各希釈液を調整するのでしょうか?よろしくお願いします。

タイトル Re: 微生物検査について
記事No 1600
投稿日 : 2007/11/20(Tue) 10:44
投稿者 滅菌済み
大腸菌群はデソキシコレート培地に直接接種する方法もありますが、
BGLB 培地でMPN を行うのが食品衛生検査指針に記載されています。
(アメリカの実験書にはLST 培地)

自主検査ではペトリフィルム(3M)やXM-G(日水)などを使う例も
多いかと思われます。とくにデソキシコレートは赤いコロニーが出現しますが
色に濃淡があるので、観察者によって差が生じやすいのです。
それなので酵素基質培地の使用をお奨めしたいところです。

黄色ブドウ球菌は卵黄加マンニット食塩培地やベアードパーカー培地などに直接
接種する方法が多いみたいですが、増菌培養を検討する動きもあるようです。

タイトル Re^2: 微生物検査について
記事No 1601
投稿日 : 2007/11/20(Tue) 15:17
投稿者 滅菌済み
それから、忘れてましたが試料をホモジナイズするのは
通常10倍希釈で可能です。

タイトル Re^3: 微生物検査について
記事No 1602
投稿日 : 2007/11/20(Tue) 20:02
投稿者 ありじ
滅菌済み様。ありがとうございます。他の培地も検討はいたしましたが、結果これらの培地になりました。
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