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タイトル 腸炎ビブリオについて
記事No 1185
投稿日 : 2006/10/18(Wed) 12:02
投稿者 茎わかめ
腸炎ビブリオの検査方法についてお教え下さい。
TCBSを使用する寒天培地法とMPN法の検査方法に
ついて簡単にお教え下さいます様お願いします。
また、検体によって、検査方法を区別する際に注意する点
などございましたら、併せてお願い致します。

タイトル Re: 腸炎ビブリオについて
記事No 1191
投稿日 : 2006/10/19(Thu) 21:54
投稿者 おっと
> TCBSを使用する寒天培地法

増菌培養後の使用なのでしょうか?直接塗沫とか画線培養なのでしょうか?

MPN法の方が試料の量を多く使え感度が上がると思いますが……。

タイトル Re^2: 腸炎ビブリオについて
記事No 1192
投稿日 : 2006/10/20(Fri) 08:11
投稿者 茎わかめ
増菌後の使用です。加熱処理をしない生食(カキなど)を
MPN法で行い、加熱処理等を行ったものを寒天培地を使用する訳がよくわからないです。検査を実際行っていないので、簡単にご説明頂ければ幸いです。

タイトル Re^3: 腸炎ビブリオについて
記事No 1195
投稿日 : 2006/10/20(Fri) 22:11
投稿者 おっと
生カキはそのように決まってますが

>加熱処理等を行ったものを寒天培地を使用する

とは、具体的にどのようなことでしょうか?

タイトル Re^4: 腸炎ビブリオについて
記事No 1196
投稿日 : 2006/10/23(Mon) 07:57
投稿者 茎わかめ
加工で加熱行程があったり、食べる前に加熱を行う食品ということです。
生カキはどうして、そのように決まったのですか?

タイトル Re^5: 腸炎ビブリオについて
記事No 1197
投稿日 : 2006/10/23(Mon) 22:04
投稿者 おっと
参照先 http://www.mhlw.go.jp/shingi/0105/s0518-1.html
MPN法は100gあたりの菌数(最確数)を求める検査法です。
試料中の腸炎ビブリオを3つの希釈段階で増菌培養しTCBS培地で有無を確認します。
TCBS培地は選択培地で、腸炎ビブリオが選択されて培養されます。選択培地では試料中の菌数が少ない場合は検出されないことがあります。(一枚あたりについて採取される試料量に限りがありますので)
茎わかめさんのところでは、増菌後TCBSで確認されると言うことですので、採取試料の量あたりの菌の有無を定性的に検査されていることになります。
MPN法では増菌用の培地を1検体あたり9本用意しないといけませんし、TCBS培地も1検体あたり9枚用意しないといけません。検体数をこなすのは大変です。

加熱済み食品の場合は、本来腸炎ビブリオは陰性の筈ですから、茎わかめさんの言われるTCBS法で充分と思われます。

生食用の魚介類について腸炎ビブリオの規格が定められています。詳しくは次の厚生労働省のページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0105/s0518-1.html

タイトル Re^6: 腸炎ビブリオについて
記事No 1198
投稿日 : 2006/10/24(Tue) 08:13
投稿者 茎わかめ
おっとさん、いろいろ有難うございます。
大変、参考になりました。

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