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タイトル レトルトパウチ品の微生物検査
記事No 272
投稿日 : 2004/06/17(Thu) 11:57
投稿者 ハムタロ
レトルトパウチされた豆(数種の豆・食品混合)や米飯などの
液部が少ない固形食品の微生物検査方法を教えてください。
特にサンプリングの良い方法をご存知でしたらお願いします。

タイトル Re: レトルトパウチ品の微生物検査
記事No 273
投稿日 : 2004/06/17(Thu) 23:01
投稿者 おっと
以下はレトルトパウチ食品(容器包装詰め加圧加熱殺菌食品)の成分規格の一部です。

食品、添加物等の規格基準 ◆昭和34年12月28日 厚生省告示第370号


http://www.ffcr.or.jp/zaidan/MHWinfo.nsf/a11c0985ea3cb14b492567ec002041df/a7a4d029abcade6649256f780007a85e?OpenDocument

(2) 細菌試験
1.試料の調製
恒温試験の結果陰性であつた検体について,その開封部の表面をアルコール綿でよくふき,滅菌した器具を用いて開封し,その内容物(内容物の全部又は一部が固形状のものである場合は,滅菌ハサミ等を用いて細切する。)の全部を無菌的に混合した後,その25gを無菌的に採り,滅菌リン酸緩衝希釈水225mlを加えて細砕する。その1mlを滅菌ピペツトを用いて滅菌試験管に採り,滅菌リン酸緩衝希釈水9mlを加えてよく混和し,これを試料とする。
2.試験法
試料を1mlずつ5本のチオグリコール酸塩培養基に接種し,35.0°(上下1.0°の余裕を認める。)で48時間(前後3時間の余裕を認める。)培養する。この場合,培養基のいずれかに菌の増殖を認めたものは陽性とする。
チオグリコール酸塩培養基 L―シスチン0.5g,ブドウ糖5g,酵母エキス5g,ペプトン15g,チオグリコール酸塩0.5g,食塩2.5g,レサズリン0.001g及び粉末寒天0.8gを精製水1,000mlに加えて加温溶解し,これをpH7.0〜7.2に修正し,試験管に10mlずつ分注した後,121°で15分間滅菌する。

レトルトパウチでない米飯などの検査も10倍乳剤にして検査します。

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