HOME過去ログ一覧表新規相談

過去ログ一括表示
タイトル 20 事例紹介;蕁麻疹が出たと言われている
記事No 22
投稿日 : 2003/09/20(Sat) 14:26
投稿者 管理人
 エビフライと豚カツを召し上がったお客さんに食後数時間して蕁麻疹とかゆみが出たそうです。連れの方もそうだったということで、お店としてはどうしたらよいだろうかという相談でした。
 ジンマシンがでるケースとしてはヒスタミン中毒と食品アレルギーによるケースが考えられます。とりあえず、お医者さんに受診してもらって下さいと答えたのですが、このようなケースは難しいですね。
 エビ、豚肉ともにアレルゲンとして知られていますし一人だけが発症したケースでは、ヒスタミンによる食中毒と体質的なアレルギーとの鑑別はお客様からお話をお聞きするだけでは不可能と思われます。 これが、2人が発症となるとヒスタミン中毒を考慮する必要があります。マグロや背の青い魚などヒスタミンが算生されやすい魚を食べた場合は慎重に検討する必要があります。
 それと同時に、お客様がなぜ、自店の料理が原因になったと思われたのか充分にお聞きする必要があります。意外とこの答えの中に問題解決のヒントがあるものです。
 話は少し逸れますが、アレルギーには即時型と遅延型などがあり、単にお話をお聞きするだけでは素人には分からないものです。かくいう、私も一週間ほど前左腕にジンマシンが出来、前日に食べた鰹のたたきに当たったかなと考えたりしていたのですが、よく考えてみるとその前日に職場の雑草刈りにかり出され、右手に鎌を、左手で雑草を握り汗を流していたのを思い出しました。
 一般に、内臓から来るアレルギーは身体の左右対称に症状が出ると言われていますから、身体の一部だけの時は虫さされやなにかにかぶれた可能性を考えなければいけないようです。

タイトル Re:ヒスタミン食中毒(アレルギー様食中毒)
記事No 27
投稿日 : 2003/09/20(Sat) 16:49
投稿者 管理人
参照先 http://www.iph.pref.osaka.jp/
大阪府立公衆衛生研究所のHPの公衛研ニュース第13号(平成13年1月5日発行) http://www.iph.pref.osaka.jp/news/vol13/eiknews13.html#title2

 に、ヒスタミン食中毒(アレルギー様食中毒)の記事があります。

1,ヒスタミンは細菌がつくる。
2,ヒスタミン食中毒と食物アレルギー。
3,冷蔵、そして早く食べるのが一番の予防法。

など、参考になります。
(著者;食品細菌課 神吉 政史、食品化学課 吉田 綾子)

サバによるアレルギー様食中毒の場合、
それがサバで産生されたヒスタミンによるものか、
サバそのものに対するアレルギーなのか

の鑑別が大切であるとか、ヒスタミンの測定結果など貴重なデータがあります。

戻る