タイトル | : 鉛の量の計算 |
記事No | : 3663 |
投稿日 | : 2024/12/22(Sun) 16:43 |
投稿者 | : おっと |
鉛についても計算してみましたが、合っているでしょうか。
鉛の検査法はヒ素と同じように試験溶液10mlに検体20gを含むように調整します。
【原子吸光光度法】
試験溶液及び空試験溶液それぞれ 10ml を採り、試験溶液の吸光度A及び空試験溶液の吸光度 Ab を測定する。
次に、鉛標準溶液1ml 及び水1ml を採り、0.5mol/l硝酸を加えて 10ml とした後、試験溶液の場合と同様に操作して標準溶液の吸光度 As 及び水の吸光度 Ao を測定する。
A―Ab の値はとりあえず試験溶液の鉛の量 As―Ao の値は標準溶液の鉛の量
ここで鉛標準溶液は:硝酸鉛 1.598gを1mol/l硝酸に溶かして 1,000ml とする。この溶液8ml を採り、0.5mol/l硝酸を加えて 1,000ml とする。 分かりやすく言うと硝酸鉛1.598gを1,000mlとし、この8mlを1,000mlとし、これを鉛標準液とする。 → 鉛標準溶液 1mlは硝酸鉛を 1.598g × 8ml ÷1000ml ÷1000ml = 0.000012784 g/ml = 12.784 μg/ml 含む 硝酸鉛の分子式は Pb(OCOCH3)2 組成式は C4H6O4Pb 分子量は 325.28804 鉛は 207.2 なので、 鉛標準溶液 1ml は鉛を 12.784 μg/ml× 207.2 ÷ 325.28804 = 8.143074673141994 μg 含む 吸光度測定には鉛標準溶液を10倍希釈して測定しているので、試料20g当たり0.814 μgと比較している。 つまり、鉛を 約 0.04 μg/g 以上検出してはならないということのようです。
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