タイトル | : Re^2: CCPとOPRPについて |
記事No | : 3634 |
投稿日 | : 2024/06/15(Sat) 09:08 |
投稿者 | : でこ |
ありがとうございます。
本件は理解致しました。 工場では日配品も製造しており、冷却工程があります。 以前はCCPとしておりましたが、コンサルを受けた際OPRPでよいのではないかと指摘を受け、OPRPにしました。 CCPとOPRPの違いが今一わかりにくいです。
> > 凍結工程はOPRPではないかとの意見が出ていますが、いかがでしょうか? > > CCPとOPRPについて、資料によると下記のように説明しています。 > CCPは安全を守る最後の砦といったニュアンスがありますが、OPRPにはそこまでではなく、非常に重要な管理点といった意味合いだと思います。 > > さて、ご相談の件ですが、加熱調理後の冷却工程が極めて重視されCCPとされることがあるのは、ウエルシュ菌などの耐熱性芽胞菌対策ですね。冷却工程において、発芽温度帯である 50〜55℃や、増殖至適温度の 43〜45℃を短時間で通過しなければいけないです。この場合は冷却工程をCCPとして管理する必要性も出てくると思われます。 > しかし、消費されるまで冷凍食品として流通する食品であれば、ウエルシュ菌食中毒のリスクはほとんどないと考えられますから、冷却工程中でウエルシュ菌が10倍になったとしても特に問題にならないケースがほとんどだと思われ、OPRPとされるのではないでしょうか。 > > でこ様のケースでも、このようなことが判断の基準となると思います。 > > --- 記 --- > > ▼ CCP(Critical Control Point;重要管理点):管理が可能で、かつ食品中に存在する可能性のある重要な危害要因の予防/除去またはそれを許容レベルまで減少するために不可欠な段階 > ▼ OPRP(Operational Prerequisite Program):製品もしくは加工環境への危害要因の汚染/混入/増加の可能性を管理するために不可欠なものとして、危害分析によって明確にされたPRP > --- 資料 --- > ◇ 小久保彌太郎,ISO22000適用におけるPRP、OPRP、CCPの実践と考え方(月刊HACCP 2010年4月号) > https://www.jhtc-haccp.org/kaisetsu/file/1004_020_kokubo.pdf
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