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タイトルアミえびのコンタミについて
記事No3497
投稿日: 2021/06/27(Sun) 16:28
投稿者でこ
鉄板でアミエビを乗せた商品を焼いた後に、アミエビを使用しない商品を焼いて商品にしております。焼く際の器具を分けたほうが良いのではないかと意見を受けました。
アミえびはアレルゲンのえびに該当しないと聞いておりますが、ネット等でみると、えびアレルギーを発症することがあるとも書いており、器具を分けることが望ましいと思いますが、器具の数量等の問題もあり出来ればわけない方法で考えております。
ご指導お願いします。

タイトルRe: 特定原材料の「えび」の範囲
記事No3498
投稿日: 2021/06/27(Sun) 19:24
投稿者おっと
> アミえびはアレルゲンのえびに該当しないと聞いておりますが、

消費者庁の「食品表示法等(法令及び一元化情報)」で確認しました。
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/

○ 食品表示基準について(平成27年3月30日消食表第139号)

別添 アレルゲンを含む食品に関する表示
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/pdf/food_labeling_cms101_200720_01.pdf

p1 (3) 特定原材料等の範囲
特定原材料及び特定原材料に準ずるもの(以下「特定原材料等」という。)の範囲は、原則として、別表1のとおり、日本標準商品分類の番号で指定されている範囲のものを指す。

p7 別表1 特定原材料等の範囲
大分類;えび類、中分類;くるまえび類、小分類;くるまえび
以下、略


○ 食品表示基準Q&Aについて(平成27年3月30日消食表第140号)
別添 アレルゲンを含む食品に関する表示[PDF:420KB]
https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_labeling_act/assets/food_labeling_cms101_210317_10.pdf

p18 (D−1)特定原材料の「えび」の範囲を教えてください。
(答)
 「えび」とは、日本標準商品分類における分類番号7133のえび類(いせえび・ざりがに類を除く。)及び7134いせえび・うちわえび・ざりがに類であり、具体的には、くるまえび類(くるまえび、たいしょうえび等)、しばえび類、さくらえび類、てながえび類、小えび類(ほっかいえび、てっぽうえび、ほっこくあかえび等)、その他のえび類並びにいせえび類、うちわえび類、ざりがに類(ロブスター等)を表示の対象としています。
 また、しゃこ類、あみ類、おきあみ類等は、その他の甲殻類に分類されるため、表示の対象外となっています。

タイトルRe^2: 特定原材料の「えび」、「かに」
記事No3499
投稿日: 2021/06/27(Sun) 20:09
投稿者おっと
参照先http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/dl/s0227-10e.pdf
「えび」、「かに」のコンタミネーションについての考え方については次の資料も参考になるでしょう。


資料6 食品衛生法施行規則(昭和23年厚生省令第23号)別表6に定める特定原材料に「えび」及び「かに」を追加することについて(平成20年4月21日)
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/04/dl/s0421-7v.pdf
(アレルギー表示対象品目に「えび」及び「かに」を追加することについて)に対して寄せられたご意見について(案)

タイトルRe: アミえびのコンタミについて
記事No3500
投稿日: 2021/06/27(Sun) 21:14
投稿者おっと
> 器具を分けることが望ましいと思いますが、

でこ様記載のとおりなのですが、コンタミ防止については次のように言われています。

コンタミネーションを防止するための対策
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/06/s0623-9a.html
・他の製品に用いた原材料中のアレルギー物質が製造ライン上で混入しないよう当該製造ラインを十分に洗浄する
・アレルギー物質を含まない食品から順に製造する
・可能な限り専用器具を使用する

> 鉄板でアミエビを乗せた商品を焼いた後に、アミエビを使用しない商品を焼いて商品にしております。

 先に、アミエビを使用しない商品を焼くのは何か不都合があるということでしょうか。

> 当該製造ラインを十分に洗浄する

 作業中は鉄板が加熱されており、途中で洗浄することは出来ないということでしょうか。

 多くのアレルゲンは、加熱処理や消化酵素によりその立体構造が変化してアレルゲンとしての活性が低下します。
「海老せんべい」や「かっぱえびせん」などのスナック菓子は食べても症状が出ない人がいることから、作業の変わり目に、鉄板を十分加熱するといったことはアレルゲンの活性を低下させる可能性があります。

参考;今月の病気(平成28年)エビ・カニアレルギー
http://itokidscno1.sakura.ne.jp/newpage15.htm

 なお、揚げ物の場合「エビ」をあげた油で他のものをあげると、エビ以外の揚げ物で「エビ」アレルギーを起こすことが知られています。

 ご心配であれば、貴社の製品についてアレルゲン検査を行われることをお奨めします。
 

タイトルRe^2: アミえびのコンタミについて
記事No3501
投稿日: 2021/06/28(Mon) 10:21
投稿者でこ
詳細ありがとうございます。
アレルゲンは取引先より指導頂く事が多くなり、できることは実施しておりますが、器具の使い分けとなると、器具の使用量多くなり、別途注文など必要になり、出来ていない箇所もあります。それもありアレルゲン残留検査及びふき取り検査去年から開始しておりますが、甲殻類は陰性でしたが、どこまで実施すればよいかをいつも迷います。

 先に、アミエビを使用しない商品を焼くのは何か不都合があるということでしょうか。
→数十アイテムを製造しており、上記対応は難しいです。

> 当該製造ラインを十分に洗浄する
 作業中は鉄板が加熱されており、途中で洗浄することは出来ないということでしょうか。

→連続で加熱して参りますので、洗剤を用いない洗浄。焦げを取ったり、拭き上げはしておりますがそれ以外は出来ておりません。


タイトルRe^3: アミえびのコンタミについて
記事No3502
投稿日: 2021/06/28(Mon) 22:09
投稿者おっと
 最近はアレルゲン検査にタッチしていないのですが、イムノクロマトの検査は非常に感度がよかったように思います。
 検査の感度が問題ですが、アレルゲンが検出されないようであれば現状で問題がないと考えることはできませんか。

> 焦げを取ったり、拭き上げはしておりますがそれ以外は出来ておりません。

これが一番大事な作業ですよね。器具類やラインの清掃に尽きるような気がします。

タイトルRe^4: アミえびのコンタミについて
記事No3503
投稿日: 2021/07/01(Thu) 10:03
投稿者でこ
いろいろありがとうございます。

現在イムノクロマトでコンタミがありそうな箇所を1回/年実施、商品のアレルゲン検査を1回/年しております。
そのまま継続実施したいと考えております。

タイトルRe^5: アミえびのコンタミについて
記事No3504
投稿日: 2021/07/01(Thu) 18:39
投稿者おっと
> 現在イムノクロマトでコンタミがありそうな箇所を1回/年実施、商品のアレルゲン検査を1回/年しております。
> そのまま継続実施したいと考えております。


 それはよいですね。
 検査で色々と分かりましたら、お教えいただくとうれしいです。